時々思い出すことがあるんだよね。
今もひとりで日本酒呑見ながら思い出してしまった。
小学校は2クラスしかなかったけど、中学校に入学した時は5クラスになったんだよ。
知らない奴らと新しい世界。
毎日が急に楽しくなって・・・
「すみえ」って女の子が私のことを好きだってみんなに言うんだ。
クラスも違うし話もしたことないけど噂になるし、でも悪い気はしなかったけどね。
可愛かったんだよ。
でも私もまだまだ子供だったしな。
時々話したりするようになったのは3年生の頃で、校内水泳大会で「キヨシ〜がんばれ〜!」って大声で怒鳴ってた彼女の声が忘れられない。
高校に進学した後は私も彼女も別の学校だったけど、ちょっとは名が売れてていろんなところで顔合わせたりした。
もちろんふたりきりで会ったことは1度もなかった。
高校時代の悪行はそのうち書くことにするけど、停学を繰り返しながら何とか卒業して就職も決まったんだよね。
仲間たちにもいつ行くのか言わなかった。
家族の見送りも断って4月のとても寒い朝に、雪が降り出した小さな駅で汽車を待ってたんだ。
期待と不安と寂しさで泣きそうな気持ちで東京行きの列車に乗り込む直前に突然現われたのがすみえだった。
「キヨシ」ってひと言。
大きな目に涙が溢れてて・・・
何にも言えなかったけど涙が止まらなかった。
それきり1度も会ってないけど今誰に会いたいかって聞かれたらすみえって答えると思う。
幸せなんだろうか?
2009年01月25日
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